ホーム > 技術紹介 遮熱工法
2020年、新型コロナウイルス感染拡大により昨年までとは違う生活様式を求められる事が当たり前となりましたが、地球温暖化による夏の熱中症対策も欠かせません。
弊社では、屋根葺き替えの際に「遮熱工法」を取り入れ、暑い夏の室内温度を約3℃下げる事が可能です。快適な「家での過ごし方」をご提案しています。
輻射熱を反射させる遮熱シートを施工
遮熱シートの上に通気用の桟木を
取り付け空気の通り道を作ります
桟木の上に新しい野地板を施工
新しい野地板の施工完了
(針葉樹合板12mm)
弊社では屋根材に隠れてしまう
防水シートにもこだわっています。
雨漏りを防ぐ最後の砦となる重要な役割です。
新しい屋根材が施工完了です。
遮熱工法を選択すれば、色々な屋根材を
選ぶことが可能です。
既知の事実とは思いますが、エアコンの多用は温暖化を促進させてしまいます。
そこで「家ごと」熱中症対策改善することでエコノミー(経済的)であり、エコロジー(地球思い)な
家づくりをご提案させていただきます。
弊社では、社内倉庫屋根に3種類の工法を施工し、小屋裏温度を測る実証実験を行っています。
@試験中新工法 (写真手前水色部)
A遮熱工法 (写真中 銀色部)
B通常工法 (写真奥 桟木部)
野地板(針葉樹合板12mm)この上に
防水紙を施工して屋根材を葺きます。
倉庫屋根前景(西傾斜)
屋根材は板金縦ハゼ葺き
倉庫小屋裏に温度センサーを常設し、
各工法のデータを常時計測しています。
@試験中新工法 (左)
A遮熱工法 (中)
B通常工法 (右)
外気温により多少の誤差はありますが、小屋裏で14度以上の差が出る結果となりました。
「新工法」「遮熱工法」は通常工法よりも小屋裏温度を約14℃下げる事が可能で、
それにより室内の温度は2〜3℃下がります。エアコンの設定温度をいつもより少し高めにしても快適に過ごせることでしょう。
※新工法に関しては「夏涼しく」さらに「冬暖かく」を提案するため只今試験中です。
(試験中新工法)
上段小屋裏温度45.2℃/下段外気温38.3℃
(遮熱工法)
上段小屋裏温度46.0℃/下段外気温38.2℃
(通常工法)
上段小屋裏温度59.6℃/下段外気温38.5℃